伝えられてきた文化財を受け継ぐ伝承者養成事業には特に力を入れています。
小学生に役者や三番叟の経験をさせる「横尾歌舞伎少年団」、小中学生の「少年少女三味線教室」、大人のための「三味線義太夫教室」が組織され、様々な年齢層で横尾歌舞伎の伝承活動を行っています。
また、学校教育との連帯を図り、地元の「引佐高校・気賀高校郷土芸能部」の指導を行いました。高校生に役者・三味線・下座音楽を体験させ、定期公演や県内外での上演をするほどになりました。
さらに 保存会では歌舞伎シンポジュウムや顔塗り・衣装の着付けなどの講習会をたびたび開催し、技を磨き研究し合いながら、伝統芸能を次世代に伝えるべく努力しています。
同様に伝統活動の一環として取り組んでいるものとして積極的な公開事業があります。民俗芸能大会等に出演することで横尾歌舞伎を一般に広く周知して認識を深める効果と共に、出演者(保存会員)の伝承意欲を喚起する機会ととらえています。
平成9年(1997)には引佐町文化使節団として海外(米国)公演、平成14年(2002)には東京で開催された「民族芸能と農村生活を考える会」及び、石川県小松市で開催された「全国子供歌舞伎フェスティバル」に出演しています。
これらの事業は全て行政と一体となり実施したことから明らかなように、民族文化財は地域全体で伝承していくものであるとう考え方が具現化しています。
また、民俗芸能は上演機会を得なければその存在を示すことが出来ません。つまり常に他者から見られる事を意識する「歌舞伎」という文化財の特性を最大限生かした伝承活動を行っているのです。
この様な伝統芸能伝承活動が認められ、平成12年地域文化功労文部大臣表彰を受けています。
2009年 第31回「サントリー地域文化賞」受賞決定
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